プロキシサーバとは
ファイアウォールの一種であり、インターネットやネットワーク内の通信を代理で処理するサーバのこと。
ネットワークセキュリティを高めるために利用される。
通信の流れとしては、通信を行うクライアント側とサーバ側の間に、プロキシサーバを配置し、クライアントからの通信要求をプロキシサーバが受け取り、その内容を解析して、その通信の適否を判断する。そして、適切と判断された通信だけをサーバに転送することで、セキュリティを確保する仕組みである。
(参考:ファイアウォール/用語集)
プロキシサーバの主な機能
プロキシサーバの主な機能は、以下のようになる。
通信の制御
プロキシサーバが設定された通信のみを許可し、不正な通信を遮断する。
キャッシュの管理
プロキシサーバによる通信の中間キャッシュを行うことで、クライアントからの同一の要求に対して高速にレスポンスを返すことができる。
ログの取得
通信内容やアクセスログなどを記録し、必要に応じて分析することができる。
プロキシサーバは、主にHTTPやHTTPS、FTPなどのプロトコルを利用する通信において利用される。また、プロキシサーバはアクセス制限をかけることができるため、インターネット利用制限や社内通信制限のためにも利用される。
(参考:プロトコル/用語集)